地方に住みたいと言いながら、結局ホンモノの田舎と呼ばれる場所へはなかなか踏み出すことができない私です。
もちろん、長期的に見れば段々と馴らされていく面もあるけれども、それでも初期費用がとにかくかかってしまい、特に、一人暮らしで遠方へ行く人にとってはとにかくハードルが多すぎる面があります。



地方移住へのハードル一覧


自動車必須社会


スクリーンショット 2018-08-13 19.38.06


自動車は1人1台=地方。
町との距離が離れている場合、車がなければ何もできない。
免許がない人は免許取得からの、さらには自動車を買う必要がある。
維持費や税金はかかるし、修理が必要になればさらにお金がかかります。
(リースという手もあるが、それでも月々支払いが1、2万、さらにボーナス月は7万など…)


都市部では車がなくても生活できるため、持っていない人はまず購入しなければなりません。

IMG_8192
車がないと地方生活はできません。


一人暮らしの家賃が安くない

私はこの数ヶ月間地方移住を考えてずっと賃貸住宅を検索していました。
しかし、結論からいって地方へ住むことが不可能なため、諦めることにしました。
都市部の賃貸住宅と交通インフラを使用したほうが、ずっとコストが安いのです。

ある程度自分で貯金がある人ならば持ち家を購入することもできますが、都心部で非正規だったり、低賃金でカツカツ働いている人などは、まず会社や地域おこし隊に入った時の住宅補助がなければ不可能なのです。

一人暮らしのランニングコストが高い

地方では一部の場所を除いて都市ガスの引かれた物件が少ないため、近年建てられたオール電化などの少数で高額な物件を狙うか、割高なプロパンガスの物件に住むししかありません。

私が移住を考えていた某所では地域ゆえかプロパンガス物件が多い上、しかも県で一番高いとネットで有名なガス屋さんが入っており、基本料金が2300円からとのことでした。
ここからさらに使用量に応じて料金が加算されます。一人暮らしをしても、ひと月あたりかなりの燃費が取られてしまいます。

また、ネットで信州へ地方移住した人のコスト表を見て「燃料費? なんじゃこりゃ」と思っていたら、地方生活でかかる燃料コスト(冬場のストーブ燃料費)がかかるのですね。
プロパンガスは冬季1万超えることもあるといいますし、これなら割高でもオール電化や都市ガスの家に住んだ方がいいんじゃないかとも思いました。


土地への相性

土地は人を選びます。また、住んでいる人が新参者を選びます。
お試し移住や知り合いがいる人は回避可能ですが、その土地ならではの事情や年齢、人口構成があり、相性の見極めが大事になってきます。

地方では土地を借りて耕作を始めるにも誰かの知人や紹介、という「目に見える信頼」が必要で、やっぱりよそ者には厳しい。その土地への協力をしっかり見せないと、ソト者というレッテルを覆すことが難しい。


仕事が変わる

今までのキャリアを全く捨てていくということは、その土地で生きることに片道切符で飛び込むようなものである。というのも、地方では職種が限られているからです。
きちんと人間関係が構築できればなんとかなる面もありますが、地方には変わったその土地ならではの仕事がある反面、都市部でのキャリアをそのまま続けることは難しいです。
(その仕事で培ったことを別の業種に転用することはできる、器用な生き方ができる人にはうってつけです)

もともと地縁がある人はUターン農業やお店を継ぐ、などができる人もいます。
また、お金にある程度余裕があれば新規開業もできるでしょう。
しかし、そうでない人は本当に出会いや運任せになってしまう面があります。

賃金の低さ

基本的に、都市部のような給与が見込めません。

非正規職業も多く、それらの時給も都市部より安いところが多いです。
地域おこし隊という、とりあえず移住してから考えてみるスタイルのやり方もありますが、それもまた月15万〜と、都市部に比較すると給与がかなり抑えられています。
地域おこし隊は数年契約でその間に自分のビジネスを確立しなければならず、ここから生活費を捻出して、さらに数年後までに自分の移住スタイル(開業や仕事を得る)ことへのハードルが高いです。


やってみれば実際は違う?

やってみれば解決することもあるのかもしれませんし、実際地域に飛び込んでしまった方が早いこともあります。
しかし、都市部のほうがインフラも生活コストも安い現在の状態では、地方生活への移住に興味があってもなかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
自分も興味はとてもあるんですが、先立つものの保障がなければ、地方移住への一歩がなかなか踏み出せずにいます。