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旅にも出れず、空の見えない町に住んでいて見事に鬱になってしまた 「なたーちゃ」(埼玉を巡るおすし)です。


遠くに行ってもなんか気持ちがどよんとしているので、あまり遠出はせずに鬱に効く方法を探して最近はカフェ旅をしています。


今までカフェなんて、オシャンティで高い飲み物代を払ってMacBook広げてドヤ顔するリア充の だと思っていたのですが、実はそうではなかった! …かもしれないと思うようになりました。


あくまでセルフメディケーションの一環であり、効果は人によってまちまちだと思いますが、都市部で健康的な心を取り戻すためのtipsになれば幸いです。




外出しよう



以前の記事


からの出発です。


やっと外に出られるようになったので、日光浴がてら散歩を日課にする。
(外に出ることが大事)


しかし、ここで問題が。

日課の散歩といっても、隣り合うように住宅密集地では、近所に公園もなければひたすら心が休まる場所がほぼない。
このように広い体を動かせる場所がない場所では、外出するためのモチベーションが下がってしまう。

⇨外出するための動機づけを考える…が。


自然を残さず開発をされ尽くした都市部では、お金を払って癒しを得られる場所しか行ける場所(例;マッサージ店など)しかない。

自主的に運動しようにも、あまりにも住宅の密集してしまった場所で走れば危ないし、運動スペースや公園が極限まで削られていて運動がしづらい。
また、近所に散歩にいくのも眺めが悪い上に、歩けども歩けども住宅しか見えないので、これでは逆に歩くことによって気が滅入ってしまう。


カフェインと甘いものが欲しくなることに気がつく

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ふだんは男子高校生並みにカツ丼やらうどんやらが好きな味覚の炭水化物人間だが、今はなぜか、甘いものを食べないと気が狂いそうである。

脳が異常にカフェインとケーキを欲しているなあと思いネットで調べたところ、うつになると甘いものや脂質、カフェインが欲しくなる人が多いらしい。



運動をして気分転換すれば治るかと思ったが、無秩序開発された都市部で、体を動かせる場所が近所にない人は、外出する動機づけがとても少ない。

また、うつ病だと脂肪が欲しくなる(脳の回復のため?)そうなので、これらを組み合わせてかつ外出時の動機付けになるようなお出かけ旅を考えられないだろうかと考えた。


  • うつラーメン旅
  • うつプロテインフィットネス


上はただひたすら徒歩でうまいラーメンを食べ歩くものである。
実際に少し試して見たが、働いていない時期に一杯800円のラーメンを食べ回るのはつらいし、食欲のない時期だと食べられなかったり、出かけられる距離に自分好みのうまいラーメン屋があるとは限らない。そして、動けない状態でそんなに高カロリーなものばかり摂取したら、デブになってしまう。
またフィットネスジムは通うお金がないのと、結果を気にしてしまう真面目な人ほど背負ってしまうこともある。また、ジムによってはトレーナーや周囲の会員の距離が近すぎる場合もあるので、一概に良いとはいえないだろう。



そこでカフェ旅



カフェは、自主的に入って自主的に休むことができる場所である。

カフェはそれこそ全国チェーンならどこにでもあるし、逆に個人店であれば珍しいカフェを発見することができたりもする。


体がカフェインと甘い物、そして脂肪を欲している時期に、カフェで甘いものを食べること=報酬 を動機づけにすれば、外に出られるのではないか?

また、新しい場所でおいしいカフェを巡る旅をすれば、気分転換にもなる。

※世の中には転地療法というものもあり、どんなにちょっとした外出でもセルフメディケーションになる。




ただし、以下のようなデメリットが。



①プライベートなスペースではない

隣近所にどんなお客さんが来るかはわかりません。

また、中には混雑しているカフェもあります。他人の目線があまりにも気になる人や、他のお客さんのことが気になる人は無理。


②カフェはお金がかかる
一杯390円のコーヒーでも、10杯飲めば3900円である。無職や休業中の人にこれは痛い。
うつ病で働けない人は引きこもりの人はお金がないのが不安だし、お金が出て行く心配が増えるとので外出を控えてしまうこともある。

③体力的に外出が無理な時はできない


④カフェイン中毒に気をつけよう

コーヒー紅茶を飲みすぎると、攻撃的になったりさまざまな副作用があります。

厚労省カフェイン摂取注意喚起


を参考に、過度な摂取はダメです。



カフェは人をつなぐ


自分がカフェ旅を進める最大の目的がこちらです。
カフェに行く最大のメリットは、人との距離を保ちつつも、人の中にいられる空間だということ。


カフェではレジのお姉さんもいるし、適度に黙々と自分のやりたいことをやっている人が席に座ってお茶を飲んでいる。思い思いに本を読んだり、パソコンを打ったりしているから、誰も他人のことにあまり干渉してこないし、「人の中にいる」環境があります。


無機物と違って、人や動物には遠赤外線やらいろいろ目に見えない成分が出ているそうなので、人がいるカフェの空間というのは、都会で一人で暮らしている人の持つ寂しさを癒せる場所でもあるのかもしれません。


暖かいお茶と、オフィスとは違う時間の流れ、適度な空間にいる人の中にいれば、うつ病特有の不安感も和らぐし、人の目もあるので堕落しきった格好(引きこもり×毎日パジャマ)を着ることもない。

そして、ある程度「人の目」を意識した外見を心がけるようになる。


仏教では清掃が非常に大事な日課にされていますが、うつ状態で心がもつれてしまい、何もできないからこそ外見の維持や心の清掃が必要なのでしょうか。

 


たくさん人のいる都会ではなかなか体を動かす場所も、自己受容してくれる/できる場所もないけれど、カフェに行けば、なんとなく人はいるし、とりあえず寂しくはない。というわけで、心が病んだ時ことカフェ旅はいかがでしょうか?


しばらく、同シリーズでは自分の治療のために通ったおしゃれなカフェ等を紹介していく予定です。

※ただし、やはりカフェ旅のためには、多少の時間とお金がかかります。埼玉のように、身近な場所に自然が多く残されていればいいのになあ。