49




犬吠埼マリンパークの閉館に胸を痛めるなたーちゃです。

動物園や水族館では展示の都合上動物の自由を制限することになるので、飼育の問題など批判が起きてしまうこともありますが、それでもやはり公園は素晴らしいと思います。
水族館や公園、動物園には心を癒す力があるからです。

かつて自分も動物園で働いていたことがあるのですが、緑の多い環境でとても癒されて、心身ボロボロの状態から、人間らしい心を取り戻すことができた経験があります。


犬吠埼マリンパーク閉館のニュースはあまりに突然で、閉店バイアスに近い感情に襲われる人も多かったかもしれません。
こんな風に、今日あるものが明日もあるとは限らない事がたくさんあります。だからこそ、思い入れのある場所は、SNSやインスタで発信したり、いつも大切にしないといけないですよね。

銚子に行ったことは残念ながらないのですが、こうした問題は、どこにでもありうることだと思いました。



どこの地方でも起こりうる問題




この閉館問題の原因は色々いわれていますが、大きな問題として、全国の地方が抱える二つの問題があったのではないでしょうか。

震災以前に交通網の脆弱さが、そして、公園施設という公的な財産を民営会社がすべてまかなっていたということです。




交通網の脆弱さ


早速ニュースで見て行きたかったのですが、なんということでしょう。
東京のすぐ隣なのに、レンタカーでも公共交通で行くだけでも、往復5000円以上かかってしまいます。電車では、かかる時間が往復9時間。高速を使った最短ルートでも5時間は最低かかります。
(頼みの綱である高速バスでさえ、東京から往復5000円超。)

23



これでは銚子に行く時間で、東京から大阪に新幹線で往復くらいできてしまう時間に相当してしまいます。物理的距離は圧倒的に短いはずなのに…



掲示板で見ていたら、道路も狭かったりいろいろ交通に問題が多かった土地のようで、まず「行くことが困難」という致命的なネックを抱えていたようです。

いろんな地域を歩いていて思うのですが、交通の便がなければ人は来ないです。そもそも行けないです。交通にお金をかけないと地方なんて絶対によくならないです。



なんでもかんでも民営化の弊害



時代の流れとはいいますが、ムダなもの、お金がかかるものとすべて切り捨てていくと、都心の便利なところにあるものしか何も残らなくなります。
古きよきものがすべて無駄がないとか、いいとは思えません。でも、確かに人の心にある何かが抜けていってしまう、そんな気がします。


さいきん断捨離がブームで自分も挑戦してみましたが、私はすべての物を捨て切れませんでした。
思い入れのあるものはやはり手元に取っておきたいし、そうした形あるものに、自分の気持ちが宿っているからです。
PC脳のように1か0で捨てられる情報なんて、人間の感情にあるでしょうか? 


公共施設を支える仕組みが欲しい



交通を含め、民営化することがすべて効率的で良いことだとは思えません
閉店バイアスではなく、人間の心的環境を整える場所が地域からなくなってしまうことは、その地域の観光名所がなくなるだけではなく大きな損失です。

ただ、人口減少や各所の交通問題もあり、民営企業でそうした負担やリスクをすべて背負うことは困難です。なんでもかんでも効率化、民営化ではなく、時に必要な負担は公的なお金を使ってでも地域に財産を残していくことが大事なのではないでしょうか?

公共交通でも、水族館のような施設運営でも、すべて民営で行うのは大変です。
本当に地方を良くしたいのなら交通から公的な支えを入れたり、施設運営の仕組みを変えないと何も変わらないと思いました。