昔からよく暗い老け顔に見えるせいか、「本をよく読みそうですね」と言われますが、基本的に動き回ってるほうが好きなので、気の向いた時にガーッと読むしかしない埼玉を巡るおすし(はたーちゃ)です。
見た目と中身が伴わないとよく言われます。

空の狭い街に暮らして半年で気が塞いでしまい、忙しかったり旅に行けなかったり仕事で悩みがあったりうつ病再発して動けなくなったので、その間の自分治療メソードの記録みたいなものです。 


体動かない時にこそ受動的なことをやる。
体が動けないときは脳内旅で気分転換。読書や映画鑑賞だって心の旅なんだからね。



11月24日

「さかしま」Jユイスマンス / 澁澤龍彦 訳

まさにこんな生活を夢見ていたところで、もう心からあこがれる。埼玉・深谷発祥一族・澁澤龍彦のフランス語本翻訳ほんとすき。



11月 26日

「不思議の国のアリス」アニメ英語版  読破

テキストだけ読む。

言葉遊びがなるほどなあと思ったが、やっぱり世界観がそもそも好きじゃなかった。

昔のブリティッシュ英語をあまり知らなかったので勉強になった。



11月28日

「踊る天使」/永瀬隼介 読破


土地バブルに日本中が浮かれていたバブル期に暗躍した祈祷師こと「先生」から話が始まっている2000年代の話。

元連れ込み旅館の主人が祈祷師になり、御宣託と称して銘柄をあげていた。が、時代はバブルなのでどれでもだいたい上がるので誰も気づかない。「先生」という悪者によって巨額のカネが闇に流れてバブルがはじけた後あれやこれやな話。




「先生の周りの人間は男も女も熱に浮かされて、疲労とか諦観とは無縁のようだった。おそらく、覚せい剤の一種が頭のなかで湧いていたのだろう。すべてはカネのパワーのせいだよ」146




実際土地バブルの時の話を聞くとすごいなーと思うけど、実際ここに書いてあるようなことばっかり。

冒頭で富山の漁師が上京して歌舞伎町でカモにされる、ぼったくりバーの描写。でこそ規制されているが、昔はこんなことが日常茶飯事だった。

20年くらい前に父の友人のおじさんも、慣れない歌舞伎町で飲んだら酒に自白剤を混ぜられて暗証番号を聞き出されて身ぐるみ剥がされて捨てられたというので、40ページあたりで言われていることはあながち嘘ではない。(マジで)


「スピーディーに要領よく、スケベと酒の余韻が残っているうちに手持ちの現金できっちりケリをつける。これがぼったくりのモットーだ」40


今でこそ新宿はだいぶクリーンになったよね。(だけど、その分案外地方にヤクザが入ってたりするのでびっくりする)。


ヒロインが集団自殺をほのめかす部分あり。今でも自殺は国民病だが、この時代でもあったんだなあと。  


  (反転で見られるけど感想)

)の救命シーンいいよ萌え。けどね…最後 ね…読み切りならではだけど、 り主人公 ぬエンドは書く側は楽しいけど、 読む側はさ…



12月2日

「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」  シ 読破


AV監督の書いた女性の恋愛心理についての本。

名言やすぐれた考察が多いので、生きづらい女性は読だと思う



「あなたが愛されるか、愛されないかは何で決まるか?」とか、女性は幼少期に親から「心の穴」を開けられて育つから、そこで自己受容をいかにしていくかというのが、恋愛でも生き方 でも大事だとか。

すごくいい本なので、興味もったらぜひ読んでください。






「人間は、自分で自分をあつかっているようにしか、他人からもあつかわれないのです」76

「じつは、他人は「あなたが人には、しないこと」もしてくれているんです。でも、心の穴を埋めようと必死な人には、「自分が他人に求めているようなこと」しか理解できないので、他人がしてくれる「あなたがしないようなこと」をうけとれないし、してくれていることに気づけないのです」76


面白いのが、男性の考える「」は男性にいつでも優しいが、女性の考える「男」は女性に優しいとは限らないということ。確かにラノベ見ててもご都合主義多いから、確かにそうなのかもしれない。



12月4日 

「外見至上主義」(Webコミック) 既刊全読破


韓国からの漫画。以前広告で見て気になっていた。

想像以上におもしろかった





11月18ー12月

「スラムダンク 」アニメ全話視聴


ニコニコ動画でやってたので焚きつけられてGyaO入って全部見てしまった。

バスケ漫画なのに私は青田君(湘北高校柔道部)が好きだということに気づいてしまった。

気づけば綾子さんより全然年上なんですね、自分……


仙道さんはズルい…ズルいよ。カリスマっていうやつですよね。

なお神奈川県大会なのに横浜や川崎の高校っぽい地名や描写がほとんどない模様。



12月11日

「ストロボ」 / 真保裕一 読破


姪が来て片付けに時間がとられたが途中まで読んでた本を読み終える。

一冊の本が人のアルバムをめくるように、だんだん若い頃の時代になっていくらしい。

写真家の生き方はなんとなく周りの人を見ているけど、華やかで残酷である。


すごく気に入ったのが最後のエピソード。<ネタバレあり>

最後の話が大学時代の主人公の話。

カメラマン志望の友人がある日交通事故で亡くなった。

友人には秘密があった。父親が田舎で倒れてしまい、田舎に帰らなくてはいけなかった。

彼の恋人は自分との将来を考えているなら、就職活動をしてほしいと願っていた。

田舎暮らしとカメラマンの夢を追う友人は板挟みになっていたが、友人は田舎暮らしの良さをよく見せるような写真を恋人のために撮っていた。


「だって、そうじゃねえか。こんな綺麗な写真ばかり撮りやがって…農家の仕事は、こんな綺麗な、絵はがきみたいな毎日じゃねえだろ? なのに、あいつは…」

 それは真希の目を意識していたからなのだ。 少しでも、田舎暮らしのよさを伝えたいと思い、葛原はよりきれいな、一枚の絵のような写真を心がけた。その下心と作為的な作風が、彼女の興味を引きつけなかったとの見方はできた。もっと切実な、農村の問題を正面から見つめた写真をだったなら…。だが、その結果は、真希に尋ねてみたところでわからなかったかもしれない。

「あいつは馬鹿だよ。こんな甘い写真なんか撮りやがって…青二才の甘い馬鹿な息子だった…」

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自分も農家さんの取材に行った時に、農業=いいイメージ・きれいなものであるというイメージが植え付けられていたので、農家の人と農業に対する見方が全然違うことに気付かされたことがあった。

私の持っているのは、いわゆる「作られた」農業の美しいイメージでしかなかった。

でも、実際の農家の人は「生活のために」やっている。意識の乖離がある。

メディアで見せるような畑のイメージと生活者の目線なんて、全然違う。地方生活もそう。


こういうイメージはそういう風にメディアやどこかで 「見せているから」だと知った。

実際は根気のいる作業だし、土地に縛られた生き方でもある。

地方暮らしにも、明るい部分と暗い部分がある。

地方暮らしの前線を追う自分にも考えさせられる話だった。自分の動画にどう活かそうかな。